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立山通信

2014-12-13

12月の口腔外科症例検討会

 1210日は月に1回開催されている口腔外科症例検討会でした。佐賀大学口腔外科名誉教授の香月武先生にアドバイザーとして参加頂いております。今日は6名の先生方が症例発表し、口腔外科に関するディスカッションが行われました。

  

(1)荻原 先生(八女医院院長)

同日午後に実施予定の手術についての発表でした。

上あごの中にある骨の空洞に骨を造って、インプラントを入れる場所を確保する手術です。

 

 (2)義川 先生(基山医院院長)

歯の根の先に歯根嚢胞という膿の袋ができている症例の対応についての発表でした。

膿の袋が下あごの中を通る太い神経や血管に接している難症例であったため、大学病院の口腔外科と連携して処置を行いました。

膿の袋の大きさや位置によって違う手術方法についても検討しました。

 

(3)森藤 先生(西町医院副院長)

下の親知らずを抜歯したあとに、下あごの底部に炎症が及んで首元に腫れが生じた症例についての発表でした。

術中の感染対策や感染しやすくなる持病がないかどうか全身状態の把握の重要性について学びました。

 

(4)末続 先生(筑後医院副院長)

身の回りにある化学物質によって口腔内にアレルギーのような症状があらわれる化学物質過敏症の疑いがある症例についての発表でした。

まれな症例でも知識として知っておくことで、診断の幅が広がりました。

 

(5)羽原 (広川医院副院長)

歯周病によって深い歯周ポケットができている部分の歯肉を開いて歯石などの感染物質を除去した症例についての発表でした。

なくなってしまった歯の周りの骨を再生させる薬剤や、歯肉を縫うときの手技について検討しました。

 

(6)野村 先生(筑後医院所属)

X線写真を撮影した際に下あごの骨の中に白く写る影を発見した症例についての発表でした。考えられる病名やその対応について検討しました。

 

 

最後に、高齢者などの歯科処置において血圧や心電図などを測定できる生体モニターの使用法について再確認を行いました。

今回学んだことを今後の診療に活かしていきたいと思います。

 

 

 

立山歯科広川医院:羽原

 

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